萌十夜 第ニ夜;ジェイルクジェ




 山野が最初にハマったのはルクジェ下克上だったのですが、ゲーム本編の流れでいくとJL→JLJ→LJっていう経過を辿るんじゃないかなぁと勝手に考えています。
 ルーク、正確にいえばレプリカルークはジェイドの罪の象徴その2だと思うのです。無論その1はレプリカネビリム。厳密にはレプリカはその他にも沢山いるわけで、ジェイドはそれら全てを自分の罪だと認識してはいるのでしょうが、とりわけ彼の中で象徴的な存在といえばこの2人じゃないかなぁと思います。



 さて、一度は完全に見限ったルーク。そのルークが成長していくにつれてほだされてくるジェイド。なんていうか、ルークを認め始めた最初の頃は仲間としての信頼というより、幼い子供の成長を見守ってるような印象があるんですよねぇ。本人は言わないけど。ツンデレおじさんだから(笑)

 という訳でこの辺からJL。もちろんジェイドはストレートに好意を表現したりしません。いかにルークの方から自分に懐いてくるよう仕向けるかを常に考えてると思います。多分陛下への状況報告より真面目に考えてるんじゃなかろうか。
(…いや、いっそ親善大使時代、ワガママ放題のルークに苛立ったジェイドが「何も知らないお坊ちゃま」に好き勝手無体を強いるとかそういう鬼畜眼鏡も好きですがここはとりあえず穏便に/笑)

 一方のルーク。こちらは素直に懐いていくうちにジェイドのもろさとか危うさを感じ取っていきます。これはゲーム本編でも描写されている通り。ジェイドの過去話(2人だけの秘密を喋ったらお仕置き!)とかネフリー女史から「兄を頼みます」とか本気すごい萌えたよ…!
 で、瘴気中和とか音素乖離とかルークの存在自体が危うくなってきた頃、ジェイドがいつもの笑顔の裏でいつも自責の念に駆られてることに気付いたルークが「もう過去に縛られなくてもいい。お前のおかげで俺はこうして今幸せに生きてる」とかそんな風なことを伝えたらJLJ(リバ)に突入です。もちろんこの時点ではルークは自分のその発言がジェイドを救う一方で更に落ち込ませることに気付きません。

 ローレライ解放までに気持ちが通じ合って甘々になるのも大変素晴らしいですが、山野の妄想の中では両方片想い。想い合ってるのに、どこかすれ違う部分が残ってしまってると思います。そして山野のED解釈では微妙にすれ違いを抱えたまま“ルーク”は消えてしまう訳で。不憫な…!(そんな妄想してるのは自分だろ!)



 そしてED後。いよいよ真ルークの出番です。真ルークというのはEDで帰ってきた例のカッチョメン=ルーク+アッシュの融合体(つまり2人の記憶は持つけど2人とは別人格)だと山野は解釈しています。詳細は こちら をご参照ください。
 再会後しばらくはジェイドは真ルークに、別人だとはわかっていてもついルークの面影を見ようとしてしまい、真ルークもあえてそれを止めません。その後ジェイドが真ルークはルークとは別人だと無理矢理割り切って真ルークと新しい関係を築こうと決めた時も、真ルークはジェイドが無理してるのを知ってるのであえてツッコミを入れることなく自然に振る舞います。
 
 …こう書くと真ルークってばさすがカッチョメン。やたら包容力があるように見えますが実はそうでもなくて、実は彼自身もジェイドにどう接していいかわからなくて何も言えなかっただけ。ルークがジェイドを慕っていた記憶はあるけど自分は彼とは別人だし、どうすりゃいいんだ俺。複雑な心境です。
 
 そうやってぐちゃぐちゃ悩んだ末、結局は葛藤を乗り越えた真ルークがまだうだうだ考え込んでるジェイドの乙女心(え)をかっさらってルクジェ。なんて流れになると山野が嬉しいなァ、みたいな。
とりあえずここまできたら完全にルクジェになるんじゃないかなー。ジェイド×真ルークは考えたことないよ…!



 とりあえず山野の中ではこんな感じです。我ながらすごい捏造度!勝手に違うアビスを脳内プレイしています。とはいっても上記の妄想だって、いろんな方から影響を受けた挙句できた解釈なんだけど!
 現段階までで書いてる小話はこんな解釈の元で書きました。これから先パラレル書いたりとか解釈が変わったりすることもあるかとは思いますが、ベースは多分このまま。


 大人と子供。たまらん…!!