第四師団長の演説。



注:二重パロです。元ネタは皆様ご存知のあの演説。管理人は原作読んだことありません(最悪)





諸君、私は閣下が好きだ
諸君、私は閣下が好きだ
諸君、私は閣下が大好きだ

髪型が好きだ
眉が好きだ
髭が好きだ
太刀筋が好きだ
強い意思を感じさせる鋭い目が好きだ
逞しい筋肉が好きだ
平時からひどく艶めいた声が好きだ

神託の盾騎士団本部で
アクゼリュスで
アブソーブゲートで
ベルケンドで
レプリカ研究施設で
シェリダン港で
フェレス島廃墟群で
エルドラントで

この地上に存在するありとあらゆる閣下を愛している


閣下直々に命令を下されるのが好きだ
欺瞞に満ちた教団のためでなく 大いなる理想のための任務を与えられると心が躍る

常に冷静で不測の事態にあっても目的は確実に達成される緻密さが好きだ
閣下の信頼をいいことに勝手な行動ばかり取っていた裏切り者アッシュの思惑が外れ 首尾よくアクゼリュスの崩落がなされた時には胸がすくような気持ちだった

アリエッタの言うことにもなかなか耳を傾けないような狂暴な魔物を従わせ 操っているのを見るのが好きだ
閣下の威厳は魔物ですら感じ取れるものなのだと思うと感動すら覚える

閣下に名前を呼んで頂いた時などもうたまらない
私だけがその声を聞いているような状況で低い声が心地よく響くのは最高だ
その声に普段は見せぬ疲労や迷いの色がわずかに垣間見えた時など絶頂すら覚える

閣下の最愛の妹であり私の教え子でもあるティアが好きだ
信条の違いから彼女が閣下のもとを離れ あまつさえ愚かなレプリカルークにたぶらかされ敵対してしまうのはとてもとても悲しいものだ

道理もわからぬ教団幹部の権力に抗う術もなく恥辱に耐えながら膝を折られる姿が好きだ
まやかしにすぎぬ権力を笠に着た大詠師が我がもの顔で閣下を顎で使おうとするのは屈辱の極みだ


諸君 私は新世界を 人が等しく自らの思うように生きられる新世界を望んでいる
諸君 私に付き従う神託の盾騎士団第四師団第八中隊の諸君
お前たちは一体何を望んでいる?

大いなる理想の実現を望むか?
情け容赦のない 欺瞞を焼き尽くす炎のような閣下の理想を望むか?
冷酷無比の限りを尽くし 手垢にまみれた預言を廃す 人の手で作り出す未来を望むか?


「レプリカ!新世界!我らの希望!!」


よろしい ならば宣誓だ
我々はこの命をかけて今まさに世界を生まれ変わらせんとする閣下のしもべだ
しかし長きにわたってユリアの亡霊に辛酸を舐めさせられ続けてきた我々にただの忠誠ではもはや足りない!!

究極の献身を! 閣下のために全てを捧ぐ 一心不乱の無私の心を!!

我らはわずかに一個中隊 百人に満たぬ教団兵にすぎない
だが諸君は一騎当千の敬虔なる勇士達と私は確信している
ならば我らは諸君と私で神託の盾騎士団全兵力をも凌ぐ軍集団となる

預言のために起きたホドの悲劇を忘却の彼方へ追いやり眠りこけている連中を叩き起こせ
美しく甦った閣下の街を世界に知らしめ 眼を開けさせ思い出させよ
連中に歴史が誰のものか思い出させてやるのだ
連中に閣下の理想の高邁さを思い知らせてやる

ユリアの亡霊とローレライを廃した向こうには 預言などでは知ることもできない新世界があることを知らしめてやるのだ

百人の高邁なる理想の使徒で
世界を作り変えろ!

『私の背後には、我が理想のために散っていった数多の同志たちの血と涙がある』

恐れるものは何もない
作戦名:人魚の涙、状況を開始せよ

征くぞ、諸君


一言だけ。すみませんでしたァァ!!(スライディング土下座)