ジェイドの消滅 時の逆行4
ネビリム「ピオニー!落ち着いて話して。何があったの?」
ピオニー「ジェイドが…ジェイドの譜術が暴走して…」
ネビリムはジェイドと目を合わせた。今話してた事がたった今起きたのだ。
ネビリム「ジェイドはどこにいるの!?」
ピオニー「ロ…ロニール雪山の近くで…」
ジェイドは耳を疑った。自分が譜術を暴走させたのはネビリムの資料室だったはず…だが考えてる暇もなくネビリムが目の前を走り過ぎようとしている…ジェイドは無意識に走り行くネビリムの腕をつかんだ
ネビリム「何をしてるの!?」
ジェイド「私は過去の私を説得して実験をやめさせようと思いました!ですがそれをする前に事件が起きたようです。今あなたを行かせたら死ぬかも知れない!」
ネビリム「生徒を見殺しにはできない!」
ジェイド「私はあなたを守りたくて過去にきたんです!元々過去の自分を殺すつもりでしたし…これでいいのですよ」
自然と捕まえている腕に力が入る。軍人とはいえ女性の力じゃ振りほどく事は無理だった
ネビリム「スプラッシュ!」
ジェイドは反射的にネビリムの腕を離し後ろへ飛んで避けた。
ジェイド(まさか詠唱を破棄して中級譜術を撃ってこようとは…)
部屋が水浸しになったが頭にあるのはネビリムの姿がないということだけ
ジェイド「くっ…冗談ではない!」
ジェイドも部屋を飛び出しロニール雪山の方へ駆け出した。ネビリムを救いフォミクリー技術をなくすためにきたのにこのままでは過去の繰り返しではないか。それに何故時期が約2年半も縮まり場所まで変わっているのか…私と接触したせいで過去が変わったのか…それならいっそこの事件がなくなる方に変わってほしかった…そんな思いが頭の中を駆け巡りながらジェイドは譜術が暴走している場所へ着いた。ネビリムも今着いたようだった。
子供ジェイドは渦を巻く風の中にいた(風と言うよりは竜巻だった)。その渦の下にある肉片や血は巻き込まれた魔物達だろうか、原形を留めていないところを見ると相当な威力だと誰でもわかる。
ジェイドも簡単には近づけなかった。だが横ではネビリムが詠唱を始めていた。何故こうも都合の悪い事はスムーズに進むのだろうか…気がつくとジェイドはネビリムを押し倒していた
ネビリム「っ…何を…!?」
ジェイド「あなたはそれが原因で亡くなったのです!させません!」
ネビリム「どきなさい!じゃないとジェイドが死んでしまう!」
ジェイド「…やれやれ…あなたがそこまで言うのなら私がやりますよ」
ジェイドはゆっくりと起き上がり、全神経を集中させて詠唱を始めた――迷いはない
ネビリム「ジェイド!!」
どちらのジェイドの名か…どちらでもないただ一人のジェイド…
さよならを言えない事がなにより辛いことだった
ネビリム「私も手伝います!」
ネビリムがジェイドと背中合わせに立つ
ジェイド「…何を馬鹿な事を…!」
ネビリム「生徒を助ける事が教師のつとめでしょう?いつの時代でも…」
ジェイド「…どうなっても知りませんよ」
ネビリム「それでも…」
ジェイド・ネビリム「あなたと逝けるなら…本望です」
眩しい光が辺りを照らし
何が起こったか知るよしもないまま
二人は静かに雪の上に倒れていった
ギャー!!!
タイトルを見た瞬間からもうびっくり、一体どうなってしまうのかと思えば本当どうなるんですかちょ…っ!
ジェイドとしぇんしぇい、それから子ジェイドの命運も気になるんですが一番最初に思ったのは
「大人ジェイドとしぇんしぇいのカップリング最高…v」
だなんていうゆるい脳ミソ全開なことだったり(…)
でもすごい萌えなんですそれこそあれですよさながら初めての共同作gy(強 制 終 了)
いつも脳ミソの代わりにプリンでも詰まってるようなコメントですみませんだけど愛してますハニー!!
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